令和聖代七年の年頭にあたり

聖号十称

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は皆さまに大変お世話になりましたこと心より御礼申し上げますとともに、本年も変わらぬご厚誼の程よろしくお願い申し上げる次第でございます。

昨年令和6年は元日に能登半島地震、2日に海上保安庁の飛行機と旅客機の衝突という予期せぬ出来事からの幕開けとなりました。不慮の災害、事故において往生を遂げられました方々に心よりご冥福をお祈りいたします。当寺においても、日々の勤行の中で能登半島の地震でお亡くなりになった方々の御回向を申し上げましたことは記憶に新しいことでございますが、そのような中でも年月が流れるのはあっという間で令和7年を迎える運びとなりました。本年令和7年も当寺御本尊の三宝・子安両大荒神尊の御利益が一人でも多くの方々にお伝え出来ますよう定期法要を通じての教化に加え、高度な情報化社会に対応できるようInstagaramでの情報発信も精進してまいります。また、日頃から当寺へ御参詣をいただいております方々におきましては、本年も当寺への護持興隆へのご理解ご協力をよろしくお願い申し上げますとともに、荒神さまにお護りされそして照らされながら生きているという「おかげの暮らし」を実感しながら一年間を過ごしていただければと存じます。

皆さまにとってこの令和7年が幸多く、また実り多き年となりますよう祈念しつつ、簡単ながら年頭の挨拶とさせていただきます。

合掌

 

令和7年新春

 

三宝寺荒神堂第二十五世

伊 東 靖 順