9月18日、長野市立信里小学校の教職員の先生方が「研修参拝」にいらっしゃいました。

本年は新たにご着任された銭谷清子校長先生をお迎えしてのご参拝でございました。

当寺は信里小学校の前身の1つである寺子屋「協同学校」(のちに「村山学校」と改称)として利用されてきた歴史があり、当寺第21世・島田順應上人(天保4年、更級郡青池村の生まれ。笹平の浄土宗正源寺にて出家し、頭脳明晰をもって芝増上寺の学寮で約20年修行に励まれ、帰郷後は当寺第21世として迎えられる。)が村山学校初代首座訓導―現在の校長に相当する役職―を拝命しております。後に村山学校は信里小学校村山分校となり、100年以上にわたり地域の学び舎として機能を果たしてきましたが、児童減少により平成7年3月末日を以て閉校となりました。分校が閉校した現在も信里小学校の前身の1つとして、先生方の研修参拝が継続して行われてまいりました。

今回の研修参拝では、国指定重要文化財に指定されております御本尊の子安大荒神の拝観に加えて、当寺と信里小学校の関わり合いについて、オリジナル冊子『村山分校と荒神堂』を用いてご説明させていただきました。

江戸時代後期から明治30年まで50年以上の長きにわたって校舎として使用され、多くの門弟を世に輩出してきたこの当寺の本堂にお入りなった先生方は感慨深げにされていらっしゃいました。

 

※この記事について詳しくは当寺公式Instagaramに掲載しておりますので、ぜひご高覧ください。